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034 あの時の気持ち

last update Date de publication: 2025-12-23 11:00:12

「まず初めに聞いておきたいです。二人はお互いのこと、どう思ってますか」

 緊張気味な面持ちで、恋〈レン〉が二人に尋ねる。

「もう一度聞くんだ」

 花恋〈かれん〉の自嘲気味な笑みに、恋は小さくうなずいた。

「ごめんなさい。でも、スタートがはっきりしてないと進めないと思うんです。お二人の気持ちは昨日、確かに聞きました。でもそれは、私への返答です。お二人共、落ち込んでる私に気を使っていたのかもしれません。だからもう一度、お互いの顔を見て答えて欲しいんです」

「……分かった。ちゃんと答えるって言ったもんね」

 花恋は小さく息を吐き、蓮司〈れんじ〉を見つめて言った。

「私は蓮司のこと、今でも好きだよ。世界中の誰よりも好き」

「蓮司さんはどうですか」

「そうだね……うん、昨日言った通りだよ。僕にとって花恋は、本当に特別な存在なんだ。この先どんな人と出会うことがあっても、今の気持ちは変わ

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